言わずと知れた、
名作シリーズの第一作を初鑑賞。
重厚なマフィアの抗争と内部の家族愛
が面白くはあったが、
いかんせん登場人物の多さや
長尺な本編の長さから
疲れてしまったのが正直なところだ。
物語としては
冗長に感じてしまう部分があり、
シチリアやラスベガスでの場面は
話の要点にあまり影響していない
と思えてしまい、
長い上に展開も単純に感じられた。
又、登場人物も多く、
把握するまでは難しく思えた。
しかし、物語自体は嫌いではない。
冒頭部分やトマト畑の場面、
洗礼式の場面はとても印象的で、
音楽とその情景が合わさっている
好きな場面だ。
本作の主人公と言えるマイケルだが、
物語はマイケルが冷血漢な
マフィアとなるまでを描いており、
最後の嘘によって締められる
エンディングは心から震える結末だ。
又、そのファミリー内の家族愛も
ふんだんに組み込まれており、
残酷で殺伐とした作風の中で
マフィアを多面的に描いていて
良かった。
ドン・コルレオーネを演じた
マーロン・ブランドは本当に
マフィアのボスのようだった。
悲壮感あるマフィア一家の
家族愛と報復を描いた映画だった。
少し休憩したら、
"PARTⅡ"と"PARTⅢ"も鑑賞しよう
と思う。
