さうすぽー

ロッキーのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
4.9
自己満足点 94点

パパーンパーン♪ パパーンパーン♪

いやぁ、やっぱり好きだなぁロッキーは...

「クリード」の続編が公開されるので借りました!
「クリード」だけ借りれば良いとは思うのですが、「ロッキー」も大好きなのて衝動的に手を伸ばして借りてしまいました(笑)
(ついでにロッキー4も観たかったのですが、既に借りられてました笑)

ロッキーを初めて観たときは恐らく中学生くらいの時だと思うのですが、その時は本当に大号泣しました!
どれくらいと聞かれたら恐らく去年劇場で「さよ朝」を観たときくらいかもしれません(笑)
そして今回それ以来久々に観たのですが、またしても胸が熱くなり、そしてファイトシーンに泣いてしまいました。

何と言うか、
この映画はそれまで無名だった主演のスタローンを一気に人気俳優へと上らせたように、ロッキーもまた一流ボクサーへの道を上がり始める映画であるので、ボクサーの物語であると同時にスタローンの物語でもあるんだなと今回見返して感じました。

個人的にロッキーって誰もが応援したくなるキャラクターであると思うのですが、最初は決してそうではなく少しグレていて結構どうしようもない奴ですが、ヒロインやトレーナーとの交流が深まるにつれて少しずつ成長していって、それがやがて誰もが好きになれるだろう、あの"ロッキー"になっていく姿が本当にたまらないです。

特にロッキーとエイドリアンのカップリングは、段々と距離が近づいていってカップルになっていく姿が観ていてほっこりします!
「エイドリアーーン!!」

そして、何と言ってもあのトレーニングのシーン!
ランニング中にリンゴを受け取って食べる場面も、
当時はまだスタローンが全然有名でなかったこともあって一般人が本物のボクサーと勘違いしたそうで、「頑張れ!」という意味を込めてスタローンに渡したらしいのですが。
リンゴを渡した一般人と同じくらい、自分もスタローン演じるロッキーには応援したくなる気持ちが凄くわきます!

ただひたすら走るだけのシーンでも絵になるので凄いですよねぇ。

音楽もトレーニングシーンで流れるロッキーのメインテーマやエンディングでの曲も感動を誘います。

そして、やはり泣いてしまうのがアポロ・クリードとの熱戦!
この一連の流れだけでもドラマがあって、気が付いたらこのアポロ・クリードのことも応援してる自分がいるんですよ!
どちらのキャラも好感を持てるし、最後は勝ち負け関係無く感動します!

欲を言えば、このジムトレーナーの方にももう少し焦点を当ててほしかったとは思いますが、本当に素晴らしい名作映画だと思います。

「シンプル・イズ・ベスト」というのは正にこういうことですね!