Yutaka

カルネのYutakaのレビュー・感想・評価

カルネ(1994年製作の映画)
3.9
ギャスパーノエの初期作。屠畜を生業とする肉屋の店主とその幼い娘、と何やら設定から怪しげな予感が漂う。いきなり馬の屠殺シーンが出てきてまずグッと掴まれる。それ以降も、娘の体を洗う父親のシーンなど強烈なシーンが赤を基調としたライティングで出てくるのはギャスパーノエ節が初期から確立されている証拠。カットの仕方も彼ならではという感じでかっこいい。プロットは普通でそんな面白くなかったけど、彼の作家性を堪能することが出来るので素晴らしかった。
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