抹茶マラカス

ロビンフッドの冒険の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ロビンフッドの冒険(1938年製作の映画)
3.1
 まさにエンタメ冒険活劇、といったところだが、流石に時代を感じる。
 カラフルな色使いや音楽は素晴らしいが、あまりにも無策で蛮勇なだけに見えるロビンフッドのヒーロー像もうなづきがたいのと、何よりも稀代の弓使いなのに殆どフェンシングに近い剣戟がメインなのがどうしても勿体ない。もっと弓矢を上手にアクション設計に使ってほしかった。
 あとはこれも時代、血を出せないからだが、それによって勝負に命のやり取り感が無いのも事実。特にラストのタイマンチャンバラ以外は死んだのか、気絶したのか判別できないので緊張感がどうもでない。