とぅん

セックスと嘘とビデオテープのとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スティーブン・ソダーバーグが26歳の時に取り上げたデビュー作。
まさにタイトルどおりの内容で、セックスと嘘をメインとした4人の登場人物が作り出すピリピリとした関係性が描き出される。

アンは弁護士の夫のジョンと暮らしていたが、ジョンは隠れてアンの妹のシンシアと不倫していた。
そんな3人の不安定な関係の中に、各地を放浪していたジョンの学生時代の友人のグレアムが混ざることで崩れ落ちていく過程が見事。

グレアムのキャラクターが凄く印象的で、徐々にアンの心を掴んでいくのだけど、ミステリアスな雰囲気で魅力的な反面、知り合った女性たちにセックスについての話をしてもらって、それを録画したビデオテープを観て楽しむという性癖を持っているというのがなかなか。
最後は不倫男のジョンと別れて、微妙な距離感だったシンシアとも吹っ切れた感じのアンが、グレアムと一緒になるのだけど、この先の2人は大丈夫なのかなぁと思ったり。
とぅん

とぅん