彦次郎

山猫は眠らない3 決別の照準の彦次郎のレビュー・感想・評価

3.2
ベテランスナイパーの過酷なミッションを描いたシリーズ3作目。
前作で軍に復帰したベケットですが態度面が悪く上官からも疎まれている状況。そこに議員よりかつての恩人をスナイプする依頼が入りベトナムに向かうといった話。
例によってすんなりミッションが果たせる訳もなく罠と危険が待ち受けている仕様。
ベケット演じるトム・ベレンジャーといえば戦争映画「プラトーン」が想起されますが今作でもベトナムでの任務があった過去が明かされます。
毎回相棒が変わりますが今作はアジア人刑事というのが新鮮です。
死んだはずの恩人が地下王国を築いているという設定は「地獄の黙示録」のカーツ大佐を想起させますが今作はあちらと違って完璧超人でもないところがリアルでした。
全体的にそんなにパッとした話ではありません。しかし今回の締めのスナイプは「ゴルゴ13」にも出てきたかなりの超絶テクでさすが伝説のスナイパーと満足させていただきました。
彦次郎

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