彦次郎

山猫は眠らない7 狙撃手の血統の彦次郎のレビュー・感想・評価

3.5
米海兵隊前哨狙撃兵のブランドン・ベケットが麻薬カルテルの撲滅のため任務につくも作戦の情報漏れによりピンチに陥るアクション。シリーズも回を重ねて7回目。邦題の山猫が関係ない市街戦ですが狙撃手が主役である点とベケット親子がメインであるところは変わらずです。伝説のスナイパーであるトーマス・ベケット(ブランドンのオヤジ)が本作で再登場。
今までの苦みのある渋いオッサンから白髪髭のカーネルサンダースみたいな貫禄のある爺様になっているのには驚きました。コロンビアDEAのエストラーダと協力するもチーム疎通は悪く裏切り者もいるというこれまたシリーズの鉄板みたいなシナリオになっていました。それでも狙撃戦の面白さは楽しめました。
個人的に本作で1番熱かったのはトーマス・ベケットとリチャード・ミラー の邂逅でしょう。シリーズ第1作で地獄のミッションを潜り抜けた2人の過去を知っていると本作での2人の笑顔に痺れてしまいます。というかこれだけでも本作を観た甲斐がありました。
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