たーぼーん

戦争のはらわたのたーぼーんのレビュー・感想・評価

戦争のはらわた(1977年製作の映画)
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西部劇・現代カーアクションと大暴れしながら、ペキンパーが行き着いたのが戦争映画。
第二次世界大戦におけるドイツ軍側からの描写というのが珍しく感じるが、日本の戦争映画もいっぱいある事を考えれば別にそうショッキングに思う事でもないのか。

仁義なき戦いと似てると感じるのが、攻撃を受けて傷を負ったときに物凄く痛がったり苦しがったりするところや、同じドイツ軍内における身分の違い等からくる葛藤も、戦争につきものであるとともに通常社会においても縮図といえるものかも知れなく、なにかとリアルな感触に溢れている。

また、負傷して医療施設で過ごす辺りもアクセントになってるだけでなく、とても面白い。