元売春婦のマンマ・ローマは離れて暮らす息子のエットレを引き取る。エットレには良い生活をしてほしいと願い上流のウェイターの仕事に就かせたりとサポートを惜しまなかった。しかし、エットレは仕事を辞め悪い仲間とつるむようになり、マンマ・ローマ自身のもとにも昔の夫が現れ…というお話。
最後らへん泣いたし、何よりパゾリーニがこんな分かりやすいヒューマンドラマを撮ってたことに驚き
親の心子知らず
と言ってしまえばそれまでなんですが、社会的階級の打破が容易でないこと、苦痛は自らが味わわねば理解できないことを描いているのかなと感じました。
自分も男やからエットレのだらしなさとか、オカンうるさいねん的な反抗心はよく分かるんやけど、それ故に母視点で見る本作は心が痛い
頑張ってんねんやからちょっとくらい理解してあげてとエットレに言いたくなる
ラストから考えるとバイクの2ケツのシーンはより泣けてくるし、
マンマ・ローマの、息子のことしか眼中に無い感じがこれまたたまらない
マンマ・ローマ役の女優さんもすさまじい