ソビエト蓮舫

親切なクムジャさんのソビエト蓮舫のレビュー・感想・評価

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)
1.7
「オールド・ボーイ」のようなクオリティを期待したら、
3段階ほど下回った感じの残念映画だった。

まず、主人公への共感性が全くない。主人公も悪い奴。
悪い奴がもっと悪い奴に騙された話、らしい。らしいってのは、途中でシラケてストーリー把握を諦めたから、記憶があやふやな為。

次に、真犯人(復讐相手)がアッサリと捕まり過ぎ。
オールド・ボーイの時は、主人公よりも復讐相手のほうが、一枚も二枚も上の難敵だったのが良かった。
こちらは、最初から復讐相手がわかっているし、
復讐されるかもしれないという警戒心が低すぎて、
ただのバカに見えた。
バカに自分の息子やら娘やらを殺された被害者家族は、もっとバカに見えた。

最後に、クムジャさんの仲間、協力者が活躍するポイントが無さすぎ。
もっと色んな困難があった方が、復讐し甲斐があるんじゃないかと。
こんな簡単に居場所突き止めたら、協力者必要ないじゃん、って思った。

なので、監督というよりも、脚本家がダメな印象だった。

以上、3点の違和感で、美意識高めの世界観の雰囲気が、
台無しになってる感じの映画だった。
ソビエト蓮舫

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