松岡茉優

ベンの松岡茉優のレビュー・感想・評価

ベン(1972年製作の映画)
3.9
『ウィラード』の続編とは知らずにこっちから観た。
スーパーやジムを大量のネズミが襲うシークエンスが用意されているのにも関わらず、どれも今ひとつ盛り上がりに欠ける。少年とベン(ネズミ)が地下水路を一緒に歩くシーンはとてもよかったし、地下水路のショットはカッコよく撮られている。
なんやかんやパッとしない映画かと思いきや、ラストは号泣する。大人からしたらただの害虫扱いであるネズミも、障害持ちの少年にとっては唯一の理解者でかけがえのない親友である。少年のあまりに純粋な姿にこんなの泣くしかない。動物パニック映画がまさかの感動モノになるとは…笑。
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