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ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザーのkissenger800のレビュー・感想・評価

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これ映画館で見たんですよね。日本公開1983年6月25日ってIMDbに載ってるからたぶん7月。期末試験終わりだと思う。
デッカ時代のベストアルバム買って、ジッパー付きだった「スティッキー・フィンガース」買って、「ガットライヴイフユーウォントイット」って珍品(LPレコードって-みなさん知ってますか-プレイヤーの突起物が目立つ仕様なんですけど、そこにカブせるゴムがおまけとして付いていた)買って、「山羊の頭のスープ」買って、ラジオでエアチェックして聴いた「エモーショナル・レスキュー」の良さがぜんぜんわからなかったのでカセットテープから消したりしていた、中学3年の夏。
そんな、お子さま耳の私にも、ああカッコイイなあ、って思わせたのがこの映画で、ビジュアルって強いよね。

あれからほぼ40年(……嘘だろ)。

チャーリー・ワッツだけに注目してストーンズの曲を聴いたことって一度もなかった。という事実に昨日気付いて愕然として、追悼記事に出てくるドラマーのひとたちおすすめ楽曲で構成するプレイリストをSpotifyで作っていました。
で、そういえば誰ひとりこの映画のチャーリーのことを言わないね、って思い出したんですよ。
みんな銀髪でサヴィル・ロウなチャーリーしか知らないのか、そんなわけないだろ、この映画のチャーリーについて誰かちゃんと言及しろ!
俺? 俺はそんな不敬罪に問われるようなことはしない。だってチャーリー怒らせたら怖いじゃん。もう殴られる心配ないから、とか俺はそんな楽観論には与しない。
この映画の髪……って言った瞬間にどこからともなく現れるチャーリー・ワッツにぶちのめされる。俺は詳しいんだ。
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