あや

危険な関係のあやのレビュー・感想・評価

危険な関係(1959年製作の映画)
4.2
夫のバルモンと妻のジュリエットはお互い公認で浮気をしていた。ジュリエットは17歳のセシルをそそのかすためにバルモンをけしかけるが、スキー場でマリアンヌと出会う。バルモンはマリアンヌを落とそうと頑張るが…


「最後はお互いに戻ってくる」という信頼関係のもとでこの遊びが成り立ってきたこの夫婦ですが事態は思わぬ方向に。
バルモンはハンサムだけどいつ女性に刺されてもマジでおかしくない…でもバルモンに学ぶモテ術(?)的なものはあると思う。
無理強いはしない、満室のホテルの部屋をとるときには自分が譲ったことをあえて言わないとか(笑)

映画が始まる前に監督のロジェ・バディムがストーリーテラーをしてくれるのがおもしろい!ソファーに寝転がるマリアンヌの裸を下から舐めるように撮った変態的なカメラワークが印象的。あと、仰け反るセシルとキスを迫るバルモンを椅子の背もたれ越しに撮るシーンがエロい…!

ジャズも心地よくて、夜の映画館にぼーっと一人で観るには最適な映画でした。
あや

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