危険な関係の作品情報・感想・評価

危険な関係1959年製作の映画)

LES LIAISONS DANGEREUSES 1960

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

3.8

あらすじ

外交官夫妻のバルモンとジュリエットはパリの社交界でも目立つ存在だ。しかし、実際の二人は互いの情事の成果を報告しあう奇妙な夫婦関係を続けていた。ジュリエットは、愛人だったアメリカ人のコートが18歳のセシルと婚約したことを知り、嫉妬心からバルモンにセシルを誘惑するよう持ちかける。セシルを追って冬のメジェーヴまで来たバルモンは、そこで貞淑な人妻マリアンヌと出逢い、本気になってしまう。

「危険な関係」に投稿された感想・評価

退廃と情熱 モノクロの王国
束の間の官能 失われた青春
貞淑な妻 虚像と救済
盤上の危険なゲーム
光と闇 JAZZ と狂気
完全にチェックメイト!!
マダム

マダムの感想・評価

4.0
ラクロの書簡小説がこんなにモダンに!!
モノクロームの映像とジャズがものすごくカッコいい。ただ、監督自身が出てきて危険な関係を現代で撮るに至った趣旨をカッコつけて話すプロローグは蛇足。あれさえなけりゃな・・・
舞台を1960年代パリに移して名女優カトリーヌ・ドヌーブ主演版を鑑賞。

メルトゥイユ夫人は、自分を裏切った愛人ジェルクールが若い娘セシルと婚約したことを知る。
復讐を決意した彼女は元愛人バルモンにセシルを誘惑するようそそのかすが、事態は思わぬ方向へと転がり始めた。

今までも夫婦で公認の浮気をしていて、今度の相手はどうだったかを報告し合うほどの仲だったのだが、今回の相手に本気になり夫婦の元に帰ってこなくなる、という話。

フランス人に普通な人はいないのかと思うほど。
ラストは死という、やるせないようなでもフランスっぽい終わり方なのもよかった。
205分って長すぎな!
た

たの感想・評価

-
ミゲルの店、今のクラブみたいな所か、金持ちの遊び人の家かと思った、行きたい

外交官暇すぎでしょ
単純で、視覚的な構図(?)とか、わりと好きだった。
こういうのありだと思う。
あや

あやの感想・評価

4.2
夫のバルモンと妻のジュリエットはお互い公認で浮気をしていた。ジュリエットは17歳のセシルをそそのかすためにバルモンをけしかけるが、スキー場でマリアンヌと出会う。バルモンはマリアンヌを落とそうと頑張るが…


「最後はお互いに戻ってくる」という信頼関係のもとでこの遊びが成り立ってきたこの夫婦ですが事態は思わぬ方向に。
バルモンはハンサムだけどいつ女性に刺されてもマジでおかしくない…でもバルモンに学ぶモテ術(?)的なものはあると思う。
無理強いはしない、満室のホテルの部屋をとるときには自分が譲ったことをあえて言わないとか(笑)

映画が始まる前に監督のロジェ・バディムがストーリーテラーをしてくれるのがおもしろい!ソファーに寝転がるマリアンヌの裸を下から舐めるように撮った変態的なカメラワークが印象的。あと、仰け反るセシルとキスを迫るバルモンを椅子の背もたれ越しに撮るシーンがエロい…!

ジャズも心地よくて、夜の映画館にぼーっと一人で観るには最適な映画でした。
貴族社会時代のラクロの小説が原作(アンシャン・レジームって高校で習いましたね~)
でも映画は1959年頃の上流社会、外交官夫婦がこんな爛れた生活をしていて大丈夫なの?それにそんなに暇なの?ジャンヌ・モローも夫ジェラール・フィリップも外での情事に明け暮れて報告しあいっこ

ロジェ・ヴァディム監督は耽美派の巨匠として名を馳せていたお方ですが、小説家アンドレ・ジッドと知り合いだったというのを知って只の女好きではなかったんだ!と見直しました。作品に前説として登場しています

悲惨なラスト、ジャンヌ・モローの無表情が恐ろしい

有名なジェラール・フィリップを初めてスクリーンで見たけどそんなに良い?断食したとかで話題になった榎本孝明みたいと思いましたー、昔流行ったタイプ
めっちゃ面白い。美しい映像をいい事にめちゃくちゃしまくる夫婦。
相変わらずジャンヌ・モローがヤバい人物になってそこに存在していた。
中盤までのやりたい放題も、終盤の皮肉で残酷な結末も、その転調の瞬間も、どれも決して観逃してはならぬ。
aaaaa

aaaaaの感想・評価

4.1
最初は面白い話だと思ったけど、いやぁ後味の悪い話だった、、、

tak

takの感想・評価

4.5
ずっと観たかったロジェ・バディム監督作「危険な関係」鑑賞。ジェラール・フィリップ、ジャンヌ・モロー、アート・ブレイキーにセロニアス・モンク。あまりに淫らなお話なので本国で上映禁止を喰らったという逸話が残るこの映画。観終わってしばし放心状態。この世にはまだこんなすげぇ映画があるんだ…感動とも衝撃とも違う快感。

外交官夫妻のバルモンとジュリエットは、お互いの情事を報告し合う奇妙な夫婦関係。ジュリエットは愛人だった男性が18歳のセシルと結婚すると聞き、バルモンにセシルを誘惑するように提案。バルモンにとってセシルは従姉妹の娘なので、抵抗を感じながらも彼女を追ってスキーリゾート地メジェーブへ。セシルに迫る一方で、彼は美しい人妻マリアンヌと出会い、惹かれていく。

バルモンが仕掛ける恋の駆け引きだけでも十二分にスリリングなのに、ジュリエットが彼に次々にアドバイスや口添えをし、さらには行動を急き立てるから、先がどうなるのかハラハラする。しかもセシルの本命彼氏である学生ダンスニの存在が、登場する男女関係をますます複雑にする。なかなかおとせない貞淑なマリアンヌに心が傾いていくバルモンに、ジュリエットが関係の清算を急がせたことから、物語はとんでもない悲劇的な結末へ。

フェチで脚線を舐めるようなカメラワーク、女性をどう撮ったら美しいのかを知り尽くしたようなバディムの演出。全編に流れるジャズ。ダンディなジェラール・フィリップも素晴らしいが、それ以上に後半のジャンヌ・モローの怖さが強く印象に残る。この映画を美しいリマスター版で観る機会に恵まれたことを、映画の神様に感謝。大傑作。
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