玉生洋一

デビルの玉生洋一のネタバレレビュー・内容・結末

デビル(1997年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

主演2人の佇まいは文句なしにすばらしい。

ストーリー展開は今ひとつな印象。
まず、タイトルと内容がそぐわない。
「デビル」というタイトルは、無差別殺人鬼が正体を隠して下宿する映画等にふさわしいのでは。

だいぶカットされていたのだろうが
午後ロー版では「正体を隠して下宿生活を送る」シーンの尺がほんの少ししかなかったので
この作品の特色が堪能できなかった気がする。
おそらく、娘たちとのやりとりのシーンももっとあったのだろう。

武器を調達したギャングとの攻防がみどころのひとつだが
ブラピがあっさりと倒してしまうので面白味がなかった。

部下が窃盗犯を射殺してしまうミスを犯し
その隠蔽に加担したことを悩んで警官をやめようとする
ハリソン・フォードのくだりもみどころのひとつだが
ブラピの件が発覚した途端に隠蔽問題が吹っ飛んで
「どうでもいいこと」になってしまうのがもったいない気がした。

ラストでの船上での対峙シーンで
ブラピが一瞬上を見たのはなぜ?

※2021午後ロー。