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シャラコのodyssのレビュー・感想・評価

シャラコ(1968年製作の映画)
2.5
【女優はいいけど】

BS録画にて。
英国製の西部劇。
ショーン・コネリーとブリジット・バルドーが共演。
その意味でもヨーロッパ的な西部劇ですが、マカロニとは味が違う。

アメリカにやってきた英国貴族や女性を一方に、西部の男たちを他方に配していて、対立と協力の双方が描かれています。インディアンもいるので、いわば三すくみの構図と言えなくもない。
ただ、そのわりには筋の運びが単調だし、西部劇ならではの見せ場も多くはありません。
最後の決着など、全体的にツメが甘いことは否めない。

ちょっといいなと思えるのは女優、そして作中の女の扱い。
コネリーとバルドーのラブシーンがちゃんと入っているし、他の女優(オナー・ブラックマン)がインディアンになぶられるシーンもある。
米国製の西部劇とは違い、女の使い方を心得ている(笑)。

冒頭、野生の動物狩りをするシーンがあり(ピューマかな?)、インディアンが白人の飼っている犬を殺すシーンもある。
今なら動物愛護団体から抗議されそうな映画でもあるのです。
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