タコさんウィンナー

雨に唄えばのタコさんウィンナーのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.3
映画がトーキーへと移行しつつある時代。歌に自信のない俳優と舞台で活躍してきた女優が出会うことで物語が動き出す……!

熱狂的なファンからスタントを使って逃げ惑い、走行中のヒロインの車に飛び乗る。そんな2人の出会いのシーンからも分かるように、ワンシーンワンシーンでの見せ方がおもしろかったです!テンポもよくて気持ちよく見れました!

ミュージカルパートも秀逸で、特にダンスがすごかったです!曲自体も歌より間奏のほうが長いことが多く、全体的にダンス重視に感じました。あぁ、タップダンスできるようになりたい……!(笑)

雨の中で歌う有名なシーンはやはり曲も頭に残るし、決めになるポーズも印象的です。
「ラ・ラ・ランド」を見たときも思ったのですが、ミュージカルは記憶に刻まれる曲と、静止画でも使える決めポーズが入ると強いように感じます。
70年近く前の映画でありながら雨の中で歌うシーンが多くの人の印象に残っているということは、本当にすごいことだなと思いました。

正直、あるキャラクターの処理については疑問や違和感が残った部分もありますが、今も色褪せない名作だと思います!で、名作だというと重そうですが、とても楽しい映画です!ミュージカルが苦手な私でも楽しく観れたので、ミュージカルに苦手意識のある方でも一度見てみてはいかがでしょうか……!