明石です

恐怖の岬/ケープ・フィアーの明石ですのレビュー・感想・評価

3.6
スコセッシデニーロが91年にリメイクした作品のオリジナル。グレゴリーペックとロバートミッチャムという、こちらも超豪華な配役でした。画面が騒がしい!笑

「犯罪阻止の法律はない。犯行後しか行動できん」本作の警察のセリフですが、この映画の恐ろしさを表してますね。法律スレスレの手段で主人公を追い詰めていくサイコパス。

リメイク版では弁護士の方もかなりの曲者(悪者)でしたが、オリジナルの方は弁護士役がアラバマ物語のグレゴリーペックということもあり、純度100%の聖人。リメイク版よりも正義vs悪という単純な構図が際立ってました。

オリジナル版は、異常犯に追い詰められる家族を、あくまで家族の側から描いたスリラー映画。リメイク版は、狡猾なサイコパスの異常性を、サイコパスの立場から見せるサイコホラー映画といった感じ。どちらが優れているかというより、そもそも目線が違う。個人的な好みとしてはリメイク版のほうに軍配ですね。
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