ユースケ

片腕マシンガールのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

片腕マシンガール(2007年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカのスプラッター専門ビデオ会社メディア・ブラスターズによる100%海外資本の日本映画【TOKYO SHOCK】シリーズ第一弾。寿司、天ぷら、忍者、ヤクザ、女子高生…世界が求める日本の姿がここにある。

片腕マシンガンをはじめ、片足チェーンソー、空飛ぶギロチン、ドリルブラなど、規制という名の鎖から解き放たれた井口昇監督のアイデアとサービス精神が爆発。噴き出す血糊で赤い霧が立ち込めるほど出血量も大サービスです。

とにかく、主人公の女子高生を演じた八代みなせが素晴らしい。敵に飛び付いて顔面に片腕マシンガンをぶち込むオープニングで掴みはOK。獣のような鋭い眼光、血塗れの決め顔から放たれる決め台詞、そして、こだわりのパンチラ、気付けば彼女の虜です。

中学忍者隊やスーパー遺族などのくだらないギャグ、亜佐美、島津健太郎、デモ田中、岸建太朗などの井口組俳優陣の歌舞伎っぷり、悪趣味でチープな人体破壊描写、説明的で舞台的なセリフ回しなど、かなりクセが強い作品なので、何度も繰り返し鑑賞して耐久力を付けましょう。

ちなみに、井口昇(監督)と西村喜廣(特殊効果)がフンドシ姿で頑張る【HOW to 片腕マシンガール ~残酷映画の楽しみ方~】は要チェック。元AV女優の穂花の怪演もお見逃しなく。