拘泥

楽日の拘泥のレビュー・感想・評価

楽日(2003年製作の映画)
4.2
なんかずっと真顔で睨めっこしてる感覚で、45分らへん幽霊が出る→僕日本人なんださよならさよなら辺りで耐えきれず爆笑してしまった。マジなんなん。一回笑っちゃったらもうそっからは全部笑っちゃうでしょ。

スタッフロールのサブリミナルが超イカしている。幽霊が出るとか何とか語る映画館の亡霊たちの彷徨。映画館が「コレ」だった時、或いは場所を生きていない俺。生まれる時を間違えたと、コレを生きたかったと、いつも思ってる俺。失われたそれを映画としてここに享受して、いや、できねえなぁ。カラックスひとつも観ずにホーリー・モーターズを観たあの虚しさだぜ。
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