楽日(2003年製作の映画)

不散/Goodbye, Dragon Inn

製作国:
  • 台湾
  • / 上映時間:82分
    監督
    ツァイ・ミンリャン
    脚本
    ツァイ・ミンリャン
    キャスト
    チェン・シャンチー
    リー・カンション
    三田村恭伸
    ミャオ・ティエン
    シー・チュン
    ヤン・クイメイ
    チェン・チャオロン
    あらすじ
    閉館の日を迎えた古い映画館では『血闘竜門の宿』(67)が上映されていた。主演しているミャオ・ティエンとシー・チュンの姿もまばらな客席に見える。受付係の女の思慕は、映写技師の男に届かない…。ツァイの映画愛が散文のように綴られる。ヴェネチア映画祭でFIPRESCI賞を受賞。

    「楽日」に投稿された感想・評価

    スクリーン越しにあなたとわたしが見つめあう
    閉館を迎えた映画館、終劇へと向かう映画。
    すでに消えかかった小さなささやきが、やがて完膚なき無言へと移り変わってゆく数時間を描いた、切ない映画です。噛めば噛むほど味が出るスルメイカみたいな作品

    謎の日本人男性をとりまくシュールな風景が、いいスパイスになってます。閉館の日ですらゲイたちのハッテン場として機能している映画館、というのがあまりにもシニカルで、笑うに笑えず微妙な顔になりました

    長回しを越えてもはや静止画な映像にゾクゾクする。誰も居なくなった劇場を定点で5分ぐらい映すカットには、「あれ、停止ボタン押した……?」ってなった

    このレビューはネタバレを含みます

    怪しくて虚ろで変な雰囲気ある映画だなあと思っていたら、終盤の老人が映画見て涙流すところで私の涙腺も持って行かれた(歳を取った俳優たちと後の会話でわかって3回見直した)映画は終わるけど人生は続いていく
    イメージの強烈さ、美しさ
    映画をテーマにした映画は名作が多いね
    映画以降の映画
    楽日を迎えた映画館にそれぞれの理由で集った人々。80分間の中で唯一きちんと交わされる会話(老俳優達による)にツァイミンリャンがこの映画に込めた想いが見えて、更にそのセリフがあの役者の肉体を通すことによって物語となって本来の言葉以上の意味を持った時、胸がじんわり熱くなったのと同時に映画の力を改めて思い知りゾクゾクした。

    受付嬢とスクリーンの高速切り返しと、
    ゲイの日本人からフェロモンオバさんへのパン、はかなりサスペンスフル。
    ‪ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の「楽日(不散)」良かった。‬
    ‪説明的なものは何もなく、映像、それもほとんど動かない映像だけ。視線とかそういうのだけ。‬
    ‪落ちぶれた映画館がハッテン場になってるのの描き方とか怖い。それが余計に映画への愛を引き立ててるかな。‬
    トイレのスィインが長すぎてホモに目覚めかけた
    ちょっと前にオススメされた監督でずっと観てみたいなって思ってて、やっと観れた。
    まあこういう観て、自分で考えるみたいな作品はかなり好き。アピチャッポンと似てるけど、違うような。この作品は観てる間に考える時間がたっぷり用意されてるからアピチャッポンより理解しやすかったかも。
    これ観てる間に本当に色々な事考えたけど、書くとすごい量になっちゃいそう。
    >|