takato

裏窓のtakatoのレビュー・感想・評価

裏窓(1954年製作の映画)
4.1
安定のヒッチコック節。良い男、良い女、サスペンスの組合せの名人芸。相変わらず金髪美女に対するヒッチコックの偏執ぶりが良くわかる。だって滅茶苦茶美しく撮れてるんだもん。やはり女優にまず監督が惚れ込まないと、観客を魅力することもできないということだな。それにしてもこんなアイディアで映画一本撮ってしまうなんてトンデモナイわ。ただ、少しアイディアが勝ち過ぎている気がしないでもない。「北北西~」のダイナミズムや、「めまい」の超心理的な恐怖といった強烈な物は欠けるかな。丁々発止な会話とか実に良いのだが。
takato

takato