裏窓のトムヤムクンのレビュー・感想・評価

映画鑑賞の窃視症的な性質を戯画化しながら至極のサスペンスでした。物語の世界が空間的にとても狭い中、隣人の行動一つ一つに何か意味があるんでないかと見逃さずに居られなくなる。挙句フレームの中で何が起こってるんだろうと外側を考えてしまってみたり。語るor語らない、見せるor見せないことがサスペンスの基本構造なんですね。