不気味な国のアリス。幼少期のトラウマメーカー。1時間半の悪夢。
一体何を観ているんだ私は…とひたすら不安になる作品。なのにこの世界をまたみたいと思ってしまう謎の中毒性があります。ディズニーアニメでも、驚きのへんてこっぷりを表現してくれたアリスですが、キャラクターの可愛さにおいては優しいもんだった…。同じ作品でも作り手によってこうも映像や雰囲気が変わるものかと驚きました。ウサギが全然可愛くない…お茶会で気がおかしくなる…なんだこのキャラクターデザイン…。子供の頃も怖かったけど、大人がみてもやっぱりゾワゾワする。この映像はどうやって撮っているのかと不思議に思います。妙にリアルだったりグロテスクにみえたり、作品全体に感じる汚れが気持ち悪いんだけど癖になる。アリスインワンダーランドをティムバートンが撮ると知ったときは本作のテイストを期待して観たので、あれ？と肩透かしをくらった気分でした。
