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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのtestimonyのレビュー・感想・評価

4.3
カールとフランクは、社会的には捜査員と詐欺犯という対立した関係にあるけれども、お互いに孤独な境遇であることを知り、親密さを覚えるようになる。

孤独な彼らは、クリスマスを経るごとに心理的な距離を縮めていく。
カールの言動からは、フランクへのリスペクト、愛情のようなものすら感じられるようになる。

物語の終盤では、フランクの父が他界する。このことは、カールにとってフランクの保護者としての役割を意識させる出来事になったであろう。

敵対関係にあった2人がよきパートナーに至るまでの心の動きが丁寧に描かれており、納得感のあるストーリーだった。
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