THE GUILTY／ギルティのtestimonyのレビュー・感想・評価

電話の音声という限られた情報に基づいて、現場を頭の中で想像し、再現しなければならない電話受けのもどかしさを追体験できる。

ほとんどのシーンがアスガーのバストアップの映像だけで成り立っており、刻一刻と変化する状況に応じてアスガーの心情も移り変わっていく。これを伝えきった演者とカメラワークは素晴らしい。

一方で、電話における相手側の受け答えが状況の切迫さに対して妙に落ち着いていたり、ちょっと出来すぎているところがあり、その辺はあまり没入できなかった。