小切手偽造犯のフランクを追うのは、FBIのカール
そんな二人の関係性は、単純ではなくなっていく
まるで親子のようだった
トム・ハンクス演じるカールの父性が輝いていた
カールがフランクに放った台詞に痺れた
「話し相手がいないんだろ！」
「止めないよ。月曜日には戻るだろう？」
「見ろよ。フランク、もう君を追ってる者はいないよ」
身分を偽り続けて生きてきたフランクにとって、本当の自分の存在を知ってくれているのは、カールだけだった
カールが追い続けていることで、フランクは自分の存在を確認できた
そんなフランクの感情を、カールは見抜いていた
人間、ほんとうは嘘なんて付きたくないし、
ありのままの自分の存在を、受け入れてほしいと思うものだ
