りょーた

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのりょーたのレビュー・感想・評価

4.8
前作とどっちが良かったとも言えないが、またこの物語が観れて、よかった。と思う
この映画を観た今、この感情を、忘れたくないから

アニメーションならではの、この映画ならではの表現に、ハッとさせられる

もしも自分が社会の先生だったら、生徒に観てもらいたいと思う

戦争とはどんなものか
ぼくには経験がなくて、知らないことばかりだ
そんなぼくでも、説教くさく感じたりしない
歴史は悲しく感じられつつも、当時の人々の生活の様子に、景色に、人柄に、ホッとする
それでいて生々しくて、心にグサッと突き刺さる

この世界の片隅の、幾つもの、こまいけど確かにそこら中にある、人間の生活

あたりまえのような物語

あたりまえだと思える生活が、いかに簡単に崩れ落ちるものなのか
あたりまえだと思える生活が、いかに大切だということか

戦争なんか嫌いだ

それでも、どんなことがあっても、生活は続く
あたりまえだ

そんなことを感じ取った
りょーた

りょーた