りょーた

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップのりょーたのレビュー・感想・評価

4.4
ぼくは趣味で写真を撮る。

どんな写真が好きで、どんな写真が撮りたいのかって、考えを巡らせるのが楽しい。でもたまに、自分の写真をみたり、他の人の写真をみたりして、悩むことがある。結局、良い写真とは何なのか?って。

評価が高い他の人の写真をみても、その魅力が少しも理解できないことがある。考えたってわからない。たぶん、悩んでも意味がない。

自分が好きだと思うものを、探していくことに意味があるって信じている。他の人たちとは、好き嫌いの感性が違ったって、そんなのは当たり前なのだ。

結局、アートって一体何なのか?

高価な絵画に如何してそんな値段が付けられるのか、ぼくには理解できない。好きだと思う人が好きで買ってるだけのことだから、それには何とも思わない。ただ、「売れる前のその絵画」と「売れた後のその絵画」で、価値が違うことが不思議でしょうがない。まるで値段が付いて、やっとアートに価値が生まれているみたいだ。みんな本当に、アートの良さが分かっているの?

EXIT THROUGH THE GIFT SHOP とは、美術館などで必ず見かける「売店と一緒になった出口」のこと。結局、アートはお金と結びついてしまう。

センスとは。才能とは。アートとは。
バンクシーさんは、どう考えているの。
りょーた

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