つるみん

ケイン号の叛乱のつるみんのレビュー・感想・評価

ケイン号の叛乱(1954年製作の映画)
3.9
「アイアイサー!!!」

第二次大戦中、嵐の海上で艦隊からはぐれてしまった軍艦ケイン。それまで威張り散らしていた艦長が沈没の恐怖から精神錯乱に陥る。副長は緊急に艦長を解任、自ら嵐を乗りきり無事帰港するのだが…。

もちろんCGがない時代。ミニチュア撮影などもありますが実際にやってるシーンもあってそのシーンは〝ベン・ハー〟や〝ポセイドンアドベンチャー〟と並ぶくらいの迫力があります。
かといって、超スペクタクル歴史モノでもなくパニック映画でもありません。

海軍としての誇り。
あの状況での判断が全てを物語ります。

何より〝カサブランカ〟のハンフリー・ボガートが話の重要人物であります。見事に汚れ役を演じていました。
とりあえず、海軍としての規律と伝統が厳格に示されています。

これもマーク数が少ないので隠れた名作ですね。
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