このレビューはネタバレを含みます
「つぐない」という言葉がふさわしく
ないなと思った。
まだ子供だったとはいえ、
ブライオニーがした事は「つぐない」
という言葉では済まされない。
ブライオニーはお姉ちゃんを
ロビーに取られたみたいな感覚なのかな
と思っていたけど
ロビーはブライオニーの初恋だったのかな。
ちょうどあのくらいの年齢の女の子は
年上男性に憧れたりするものだよね。
“もしも”
ブライオニーがロビーをおとしめる
証言をしなければ・・
セシーリアとロビーは令嬢と使用人の
息子という関係性ではなくなっていたはず。
当時の時代背景が分からないけど
ロビーは医者になると言っていたから
ふたりの関係性は違ったものになっていた
と思う。
ロビーも刑務所に入る事も無かったし
戦場に行く事も無かった。
セシーリアも裕福な実家で暮らしていれば
安全な疎開先で生き延びられたかも
しれない。
謝罪も出来ずにセシーリアもロビーも
亡くなってしまってブライオニーも
辛かったと思う。思うけどそれ程の事を
したと思う。
ブライオニーもずっと重しを抱えて
生きていくしか道はないよね。
それとベネディクト・カンバーバッチの
目の演技凄いなと思った。
本当に最低な役柄だけど
あの目の演技でどんな奴なのか
すぐに分かったし先が読めた。