このレビューはネタバレを含みます
心温まる優しい喜劇映画。物語の筋がシンプルでとても観やすい。
ロードムービーのお手本みたいな脚本で、道中で色々なエピソードを織り交ぜながらも、ずっとメイン2人から目を離させないような作りになっている。これは構成というよりキャラクターの魅力に寄るところが多いと思う。メインと脇役の書き分けがハッキリされている点も良い。
あまり感傷的にさせないラストが良い味を出している。
そうそう、2人はこうだよね、と。
アディがラジオ好きという設定が何故か心に残った。初めて笑った顔を見たからかもしれない。
「ひとつ約束だ」
「どんな?」
「大きくなっても男を騙す女にはなるな」
「約束する」