上海十月

あヽ海軍の上海十月のレビュー・感想・評価

あヽ海軍(1969年製作の映画)
2.8
公開年度を調べてみると68年に東宝の「山本五十六」、69年にこの作品、70年に「トラ・トラ・トラ」と立て続けに公開されており、「トラ・トラ・トラ」公開前に儲けてしまおうという、「スター・ウォーズ」における「惑星大戦争」と「宇宙からのメセージ」を思い出してしまいました。特撮は、長官機撃墜以外は、お金かけてません。努力はしているとは、感じます。後のガメラ・シリーズに継承されてます。(いいのか、どうかわかりませんが)中村吉衛門が若くて渋い演技を今と変わらずやってます。とにかく所作がきれいで素晴らしい。所作が一番の見所でしょうか?(戦争映画なんですけど)峰岸徹が映画の中で惚れた女を三階から飛び降り自殺させてます。もてもてオーラが映画からも見えます。浦辺粂子がこの当時すでに年寄りです、のちに片岡鶴太郎に物まねされるとも知らずに。宇津井健もあまり年をとらない感じです。成田三樹夫も変わりません。そのことが気になって、話どころじゃなかったですね。
上海十月

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