あヽ海軍の作品情報・感想・評価

あヽ海軍1969年製作の映画)

FIRE FOR THE GLORY

製作国:

上映時間:121分

ジャンル:

3.4

「あヽ海軍」に投稿された感想・評価

WINSRIVER

WINSRIVERの感想・評価

3.0
結構な頻度で会ってるのに、平田と本田の再会が毎回情熱的で笑える。唐突な零戦の宙返り、なんであんなことしちゃったんだって感じ。画面のスケール感が結構デカい。
貧しい家庭に育った平田一郎(中村吉右衛門)は一高と海軍兵学校を受験した。
海軍兵学校に入校後、一高にも合格していた事を知った一郎は勉強に集中出来る一高に行こうと退学を申し出る。
しかし岡野大尉(宇津井健)に一蹴され、不満ながらも兵学校に没頭する事にした。
卒業後、海軍省に配属されそこで山本五十六長官(島田正吾)と出会い・・・。

一人の若者が海軍兵学校に入り、山本五十六と出会い、彼を守りきれなかった事から自決寸前までいって…とひとりにクローズアップした分かりやすい物語です。
歴史的なエピソードはテロップと当時のフィルムをサッと流す程度で、あくまでも主人公主体なんですね。

山本五十六を守れなかった事から海軍兵学校の教師になっていくところは興味深かったです。
生徒達に間も無く日本は負けて戦争は終わるが、そこからどう生きていくかを学べという。
本当に戦中にこんな非国民的な事を海軍兵学校の生徒に言った先生がいるのかどうかはさておいて、とても深い事をおっしゃるなぁと単純に思いました。

終戦前でこの作品は終わるところもリアリティあって面白かったですね。
青二歳

青二歳の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大映の実力を見せつけてくれる大作。"あゝ海軍"というより"あゝ江田島兵学校"が相応しい海軍士官の物語。
本気のエキストラ(ハンパない)に加えロケ/セットともにいつも通りの高水準。今作は更に!戦時記録映像を都度挿入のうえ、特撮班による航空戦の再現まで。
この特撮が素晴らしい〜。チープさが目立つものの、ジオラマで爆発させているのかロケ地で実際に爆発させてるのか、ポケっとしてると判断つかないシーンがちらっと。おやっ?と見直しちゃう。大映のことだから何やらかすか分からんし。流石w。
大映といえばご愛嬌のポンコッツ特撮を披露してくれる筈が、ガメラの監督を迎えて一気にレベルアップしちゃった。

世界に名高い江田島海軍兵学校に入学し、海軍士官の道を歩む男の物語。それはすなわち昭和戦史そのもの。かなりサクっとテンポよく昭和史が進むけど中々ボリューミー。

さらに主人公中村吉右衛門は戦線から帰還後、江田島兵学校に戻り教官を務める。教育という資本の蓄積と継承は大学に限らず軍学校という学府でも同じことなんだなあと胸を打つ。
実在の井上学校長を森雅之が好演。リベラルで合理的な彼の言動が静かに描かれるのが良い。重要な役なのに山本五十六の存在感が妙に薄いのはなんとも。