このレビューはネタバレを含みます
純粋にストリートミュージシャンサクセスストーリーとしてのみ観賞した。背後のディストピア状況と他のエピソードは一応の記憶にとどめておく。そうすると今のこの御時世。こんなショボい音楽エピソードでも随分と輝いて見える。それが悲しい。この映画に描かれているような音楽への夢そして下積みの音楽活動すら今や現実的ではなく遠く難しくなってしまった。そう今やこの作品。今の現実の方が映画より更に残酷そんな状況をふまえると非常にファンタジーとして切実。そう今だからこそ必要。切ないズタボロ青春音楽ファンタジーとして。