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ギルバート・グレイプのめるのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
3.6
僕たちはどこへでもいける───


ジョニー・デップ×レオナルド・ディカプリオ主演という豪華Wキャストということで、ずっと観たかった映画。
ジョニーデップが真面目な青年役、レオ様が知的障害を持った少年役を好演。ふたりともこういう演技もできるんだと分かる一作。

これは疲れる。
家族の大黒柱であるギルバートがアーニーに手を焼いて奮闘している姿に同情せずにはいられない。毎日これが繰り返されると思うと正気を保てる気がしない。

ギルバートがベッキーに願いを聞かれたときに家族のことが一番に浮かんだのは、それだけ彼にとって家族が世界の全てだったからなのだろうと思った。

愛は自分より相手を優先して行動できることなのかも。
ギルバートが最後に解放されたのは、残酷だけど神様から家族のために誰よりも一生懸命働いた彼への贈り物だったのかもしれない。
本音はお母さんに救いがほしかったけれど…

BTTFでジョージとエメットを演じた俳優さんが出演してた。


「どこか旅に出たい。外国に行ってあちこち周りたい」とぼんやり思っていたタイミングで鑑賞だったから自由についていろいろ考えた。
環境を変えるきっかけを自分で掴むか成り行きに任せるか。今はとりあえず待とうと思う。
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