元レンタル担当

ギルバート・グレイプの元レンタル担当のレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.8
ギルバートはこの小さな町を出たことがない24歳の青年。
過食症の母親や知的障害を抱えた弟ら家族の面倒を見ながらも、田舎町でのくすぶった生活に嫌気がさしていた。
ある日、キャンピングカーで旅を続ける
少女ベッキーと出会ったギルバートは自分の人生を見つめ直す。
外の世界に興味を持つ青年・旅をして広い世界を知る少女
対照的な2人が出会うことで青年の心境に変化が生じる、感動のヒューマンドラマ。


(感想)
まず最初に、今じゃなかなか有り得ない豪華キャスト!
アカデミー賞にノミネートされた俳優も
こんな初々しいときがあったんですね笑
そんな姿に新鮮さを感じました!

演技に関して
率直に、知的障害を演じるのってすごく難しいことだと思いました。
これがもし、ジョニー・デップが演じたらまた全然違った印象を受けた作品に仕上がると思います。
レオナルド・ディカプリオだったからこそ、〝アーニー〟という登場人物が
主役のように光っていたと感じました。

ストーリーの内容に対して
ギルバートが家族を養うため、田舎に縛られる立場は田舎特有の小さなコミュニティーで起こる現在の日本でも少なくない問題だと思います。


「僕はどこえでも行けると答えた
自由にどこえでも行けるんだ」
元レンタル担当

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