グロテスクさシリアスさを笑いへと全振りした中で生まれる化学反応...
USJが企画としてインスピレーションの源にしたような絶叫と戦慄のゾンビ×アトラクションのエンターテイメント。
過去鑑賞してきたゾンビ映画の中でもおそらくこのパターンは初めて。セオリーから外れて対極の要素を用いようとするのは誰しもが想像することは容易だが、それで面白くなるかは制作者の腕次第。
特にビル・マーレイのくだりは制作者の腕前をピカイチに感じた。ゾンビ映画のセオリーだとあの展開から笑いという要素を取り除くと...
まさに『ミスト』の衝撃的なラストシーンのようになると思う。しかし、それを笑いのツボとして解決できるのは作品のコンセプトが前提としてあるからだと思う。
グロテスクさシリアスさの中から笑いが生まれる化学反応。それはゾンビ映画に笑いというジャンルを確立させ、この作品がはしりになったような気がする。
ゾンビランドからおやすみなさい...
〜それでは皆さんいい夜を🌙〜