中盤の映画館再建のエピソードが、自然と泣けるほどに幸せに溢れてて好きです。
偽物だろうが何だろうが、
先の戦争で傷つき、どうしようもない悲しみだけが残っていた町の人々に活気と幸せを分け与えた時点でそれはもう真の、本物の関係性だなって感じた。
ただ、だからこそ主人公が本物ではないことに切なくなる。
見てる間、勝手にあーだこーだ考えすぎて、勝手に物事をより複雑なものに考えてたけど、純粋に記憶喪失だった。
ごめんピーター。
戦争の勝者であったアメリカも、深く傷ついていたと、戦争はやっぱり無意味だなと考えさせられました。
しかし今のご時世だからか、アメリカにこてんぱんにやられた日本だからか、戦争に対して"自分達が正義"というニュアンスの言葉を2000年代の映画のなかで使っていることにものすごく違和感を感じた。
50年代アメリカという背景でこう言ったのかと納得するにしても、もやっとした。