一口バウムクーヘン

ドライビング Miss デイジーの一口バウムクーヘンのネタバレレビュー・内容・結末

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジェシカタンディとモーガンフリーマンの演技が素晴らしい。

陽気なキャラを演じさせたら、モーガンフリーマンは流石だなぁと改めて感じた。

『最強のふたり』 『グリーンブック』は恐らくこの作品をベースにしたんだろうな。

上記2作品ほどストーリーに抑揚があるわけではないけど、それが逆に良かった気がする。

頑固な金持ちお婆さんと、陽気な黒人運転手の日常が描かれていく。その日常の中に黒人差別、ユダヤ人への偏見が当然のこととして挟み込まれているため、逆に印象強く残る。

車のデザイン、ガソリンスタンドの趣、ネオンが光る看板と、50s〜60sのあの雰囲気も味わえる。

最近の映画だと作中内の時間の流れをわざわざ文字で示すけど、この映画は登場人物たちのメイクと演技で時間の経過を示すのが逆に新鮮で良かったな。

なんだかんだ頑固な母親を放って置けない息子のキャラクターも良かった。