2001年、経済発展中の中国の片隅で起こる母親と高校生の娘の人生を描いたドラマ。
原作が17歳の女子高生が書いた作文ということでとてもリアリティがあった。悩みや悲しみに生活感があって、自然と主人公の女性2人に共感していた。それにしてもここに出てくる男はしょうもないやつばっかりだったな。中国人女性が日本人男性は優しいっていうのもわかるなって感じ。利己的で偉そうな登場人物の男性にはウンザリした。
全然知名度のないマイナーな映画だけど、この時代の中国のリアルを知るにはいい映画だと思う。気分悪くなるところもあるけどドキュメンタリー的な良さもあり、個人的にはまあまあでした。
タイトルは邦題よりアメリカの「Shanghai Woman」のがしっくりくるかな。