あさと

21世紀の資本のあさとのレビュー・感想・評価

21世紀の資本(2017年製作の映画)
4.3
フランスの経済学者トマ・ピケティが出版し、世界中で売れた同タイトルの本を映画化した作品。

経済関係の本を読んで「へえ〜」となるのが好きなので、この映画もそんな感じで面白かった。経済の歴史を、映画、アニメ、高層ビル、などなどビビッドでテンポのいい映像を織り交ぜながら展開していくのが新しくてよかった。ただ情報量も多く専門用語も多いので、ついてけないところもあった。家で見てたので一時停止して用語を検索したりしながら見た。

前半は経済史の基礎をおさらいする感じでとても楽しめたけど、後半からは未来の悲観的な見通しが気になってきてそこまで楽しめなかった。でもリーマンショックやタックスヘイブンなど、今まで経済の本で読んできたことがこの映画にも出てきてなんだか学んだことが生きたような気持ちになった。おそらく進研ゼミの広告の「あ!これ進研ゼミでやったところだ!」の主人公もこれと似たような気持ちになってると思われる。
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