金曜ロードショーで初鑑賞。不登校の学生達が鏡の世界に入っていき、現実世界の困難と闘いながら鏡の世界の謎解きをするという物語。
原作の小説は6年前に本屋大賞という賞をとっていて、それきっかけで読んでたのでストーリーは頭の中に入っていた。なので絵とか音楽とかに気持ちが向いてたんだけど、絵は背景はよかったのに人物の動きがぎこちなかったし、音楽も安易な雰囲気音楽だったりしてあまり好きじゃなかった。音楽はよくなかったと思う。ただイジメの描写で心にキズを受けた描写はなかなか重たくて考えさせられた。
ストーリーは原作のいいところをちゃんとピックアップしていてよかったけど、人物の動きと音楽がイマイチだった。話は変わるんだけど、いま脚本家が原作と内容を変えて原作者の方が命を絶ったというニュースが話題である。そんな最中に、かつて映像化された作品にノーを突きつけ、それが制作費をかけたのにお蔵入りになったため制作側が裁判を起こした、という過去のある辻村深月さん原作の映画が放送されるというのはなんとも味わい深いものがあるなと思った。もしかしたら映画放送を決めた人から何かしらのメッセージが込められているのかもしれない。