パレスチナ自治区・ガザにある美容室で巻き起こる壮絶な1日を映し出した映画。
男子禁制の美容室では女性もヒジャブを脱ぎ、男の前では言いにくいことも言ったりしてまるで女子校のよう。国の情勢が悪いのもあってか、カリカリして挑発的な物言いをする人達ばっかりで、雰囲気は険悪。狭い場所で怒る人ばっかりで｢十二人の怒れる男｣という映画を思い出した。あっちはテーマがあったから面白かったけど、こっちはやり場のない怒りみたいなものだったから、その点ではスッキリ感に欠けてたかも。
ほぼ女性のみの映画だし、めちゃくちゃ女性的な映画だなと思ってたのに鑑賞後に監督・脚本の2人を検索してみたらヒゲもじゃの男2人で驚いた。この見た目から女子校のトークが思いつくの、すごいを通り越してもはや怖い。あと1人のお客さんに時間かけすぎじゃねと思った。
