当時劇場で見て、定期的に作画MADなどでは摂取していましたが通しで見たのは久々でした。
こんなに面白かったっけ……？！
息つく暇なく毎秒かっこいい画面を食い入るように見てました。
伊藤さんのキャラクターデザインは自分のホームで目指すところなので魅力的ですし、
言うまでもなく中村豊さん始めそうそうたる原画人の素晴らしいアクション、芝居、演出、書き手のある種のフェチズムと言いますか、熱量のあるアニメーションを浴びれて満足です。
多種多様な武器を扱うので、それぞれのバトルスタイルの違いや武器の重みや雪での足の不安定さ、慣性で少し振られるところなど実存的てときめきます。超人アクションをしつつ、1コマだけ表情をガッと見せる部分や狂気の顔をカットインしたりと、作画アニメだからこそ魅せれる見栄の切り方がとても好き。
ストーリーに言及する方がいますが、当時はなんじゃこりゃと思っていましたが今見直すと基本的には下剋上上等ヤクザものの文脈で、利己的な人間たちが各々の要望のために戦い散りゆく地獄の中で主人公たちのやわらかな絆が丁寧に描かれて展開に驚かされることはないですが王道でストレートな話だなと感じました。
