あかつか

まぼろしの邪馬台国のあかつかのレビュー・感想・評価

まぼろしの邪馬台国(2008年製作の映画)
4.0
NHKで邪馬台国スペシャルやってたので、ふと思い出してU-NEXT。

主役は、かつて邪馬台国=島原説を唱えて論争を巻き起こした盲目の作家・宮崎康平。学者ではなく島原鉄道の社長。白杖を振り回して周囲に暴言を吐きまくり、奥さんに夜逃げされ、放漫経営で社長を罷免されるなどなどかなりクセが強い。気になって島原鉄道のHP見たけど一切記述なし。

クセ強な宮崎康平に竹中直人。ぴったり。妻の和子に吉永小百合。これもぴったり。吉永小百合のナレーションがブリッジになると問答無用で話がサクサク進む気がする。結構エンタメ色が強くて楽しい。

有明海から登る朝日を見たら、誰しもが「ここが日本の起源だ」と感じるらしい。そうなんか。見てみたい。やっぱり邪馬台国がどこにあったのか気になるから、生まれ変わったら考古学者になりたいと思ってたけど、「学者になる必要はなか!自分で調べろ!」と、宮崎康平は教えてくれた気がする。

窪塚洋介と風間トオルまではよいとして、柳原可奈子とか有吉弘行とか大仁田厚とか大槻義彦とか綾小路きみまろとか、日本語で歌うセリーヌ・ディオンとか、脇役のクセも強いんじゃ。
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