ジャーナリズムの裏側のお話なのでちょっと期待してたのですが。うーむ。弱冠25歳で一流誌の人気ジャーナリストとなった男。執筆依頼が殺到し脚光を浴びる存在となる。ところが、読む側を楽しませる記事を書く!というポリシーから捏造記事に手を染め、転落していくという物語。アメリカで実際にあった事件なんだとか。
前半、僕はかなり睡魔と戦った。後半、編集長と一緒に事件の現場とされる場所を歩き、嘘が次々とバレていくところからはなかなか面白かった。まぁ栄光と転落を描きたかったんだろうけど、報道に携わる人間が嘘をついてはいけない。自分が情報の受け手をコントロールしているかのような錯覚、つけあがった気持ちに陥っていくんだろうねぇ。悪いことは悪いんです。結局それしか言えることはない。
最後はあの強気のアナキン・スカイウォーカーの面影もなく、ヘイデン・クリステンセン君はもうメソメソしちゃって編集長にひたすら謝りますが、同情の余地はないからなぁ。観ているこっちだって、スクリーンのヘイデン君指さして「だからあんたが悪いんでしょ!」と叫びたくなる。「コンフェッション」のように業界のカリスマが陥る狂気みたいなお話ならばまだ面白いのだけれど、正直何故この題材を選んだのか?プロデューサー、トム・クルーズは何を狙いたかったのだろう。「再会の街 ブライトライツ・ビッグシティ」でマイケル・J・フォックスが記事の裏をとる仕事(この映画で言う”チェック係”?)をやっていたが、その辺りの出版業界のお仕事はたいへん興味深かった。それにしても出身大学で誇らしげに語る姿は夢オチ?。最後までそんな空想していたりする主人公に、最後まで同情の余地はなかった。