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めしのpompeiiのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
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共感してしまうところがちらほら。
特に島崎雪子の鼻血を気遣ってご飯も作らせず寝かせたという、普段見せない優しさを他人に見せてしまったことで奥さん(原節子)に怒られるのは自分にも思い当たる節がありゾクっとした…。
それを境に夫婦の心の距離は一層離れるのだが、ある程度離れると元に戻るもの。そういうサイクルも含めて刹那的に日常が描かれる。
最後、夫婦でビールを飲み腹が減ってきたというところで、奥さん=ご飯を作る人の式が解体して「ごめんごめん」と謝ったところには感動。

※原節子が最後に語る女の幸せはさすがに時代錯誤か…笑
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