ぽち

ガールハントのぽちのレビュー・感想・評価

ガールハント(1961年製作の映画)
2.9
コンピュータが魔法の箱だった時代の想像を駆使した描写が微笑ましい作品。

マックィーンのコメディ初挑戦と言うことだが、硬さは見られるものの上手くこなしている。

ヒロイン2人だが、提督の娘役ブリジッド・バスレンが可憐で見所。
調べて見るとこの女優さん映画出演はわずか3作。
今作のときに17歳なのに大人びて見えるが、なんと前作「キング・オブ・キングス」では16歳で妖艶な女の代名詞でもあるサロメを演じている。
衣装のせいもあるがこのサロメがエリザベス・テイラーにそっくりで奇麗。華のある女優だが20代で引退44歳で癌の為亡くなっている。

さて、作品は元が舞台劇なので、戦艦、ホテル、カジノの三ヶ所のみでストーリーが進み、少し閉鎖感がある。その分スラップスティックな動きが加味されてはいるが、もたついて見えてしまう。
意外に一番笑えたキャラは提督。ディーン・ジャガーのこなれた演技が上手くて楽しめた。

観所はマックィーンと綺麗なブリジッド、それに一番笑えたキャラ提督の慌てぶりだろう。
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