明石です

イレイザーヘッドの明石ですのレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
3.8
デヴィッド・リンチの長編デビュー作。

頭が消しゴムになってしまった男(!)の摩訶不思議な日常を追体験する謎の映画。前衛的というか実感的というか意味不明というか、、もしこれがリンチの映画の初視聴だとしたら相当戸惑ってた気がする。どちらにせよ戸惑ったけど笑。一体どんな思考回路を経たらこのような映画が生まれるんだろう、、物語の内容よりもそっちが気になって仕方なかった笑。

それにこの映画、たしか制作に5年かかってるんですよね、ぱっと思いついたわけじゃなくて、練りに練り上げた上でこの内容、、だとしたら余計に謎だ笑。カルトムービーの帝王というのは伊達じゃないですね。そして、これが『タクシードライバー』や『ロッキー』と同じ年に公開されてると思うとなお面白い。ゴーイングマイウェイが過ぎるこの感じ。素敵だなあ。

“In heaven, everything is fine.”「天国では何もかもが思いどおり」という意味深な歌詞とあの不気味なメロディが頭を離れない。どうしてくれるの…!好き。
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